東大 過去問 2008年 物理|AI解答・解説・シミュレーション|アトリエファクトリー

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東京大学 第2次学力試験(前期)2008年 理科「物理」(東京大学がかつて公開したPDFの Internet Archive 保存版)

問題・出題の意図・東京大学の解答例(東京大学の公表資料)

東京大学の利用規定について

東京大学は、入試問題と出題の意図・解答の2次利用について「東京大学第2次学力試験入学試験問題等の2次利用について」(令和6年7月1日改定)で条件を定めている。このサイトでの対応は次のとおり。

解答とシミュレーション(AIで作成)

制作

制作:アトリエファクトリー(aTELiER FACTORY) https://atelierfactory.jp/

修正履歴

お知らせ(2026年10月4日)

解答・解説・シミュレーションは、すべて Claude Opus 5.5 で作成しています。作ったあとの確かめ方は、科目によって違います。

どの科目も、東京大学が公表した解答ではありません。くわしくは「問題取得方法と回答生成方法」をご覧ください。

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物 理

第1問 質量 m の箱が摩擦のない滑らかな水平面上に静止していたとする。この箱を,時刻 0 から移動させ始めてちょうど時刻 T に距離 L だけ離れた地点を通過させることを考えよう。A,B,Cの3人がそれぞれ別々の力の加え方をして箱を移動させた。Aの箱は最初から最後まで一定の加速度で運動した。Bの箱は距離 L2 の中間地点まで一定の加速度で加速し,中間地点以降はその時の速度で等速度運動をした。Cはばねを用いて移動させた。図1のように,ばねが自然長の状態で箱がゴール地点にあるようにセットし,そこからばねを長さ L だけ縮めて初速 0 で離した。A,B,C全ての場合において,箱は時刻 0 で静止した状態から動き始め,一直線上を同じ向きに進み,時刻 T にスタート地点から同じ距離 L だけ離れた地点を通過した。

Ⅰ Cが用いたばねのばね定数 k を m,T を用いて表せ。

Ⅱ A,B,Cそれぞれの場合について,箱の速さ v(t) を時刻 t(0≦t≦T) の関数としてグラフにし,各々の場合の時刻 T における速さ v(T) を T,L を用いて表せ。

Ⅲ A,B,Cそれぞれの場合について,時刻 T までに箱にした仕事を m,T,L を用いて表し,どの場合が最も仕事が少なかったか答えよ。またそれぞれの場合について,箱にした仕事とⅡで求めた速さ v(T) との関係を求めよ。

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Ⅳ 箱を静止した状態から動かし始め,最小の仕事でちょうど時刻 T に距離 L だけ離れた所を通過させるための力の加え方を求めたい。ただし,箱に加えることのできる最大の力を F0 とし,F0 はA,B,Cの加えたどの力よりも大きいとする。また運動の向きと逆向きの力を加えることはないとする。箱にする仕事が最小の場合について,箱に加えた力 F(t) の時間変化をグラフにし,時刻 T までに箱にした仕事を答えよ。

図1
図1
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第2問 図2—1のように,電圧を自由に変えられる直流電源とコンデンサーAおよびコンデンサーBを直列につなぎ,コンデンサーAと並列にネオンランプをつなぐ。このネオンランプは図2—2に示す電圧—電流特性を持ち,端子間にかかる電圧が Von に達すると点灯する。点灯したネオンランプは,電圧が Von を下回っても発光を続けるが,電圧が Voff まで下がると消灯する。なお,ネオンランプの電気容量は無視できるものとし,コンデンサーA,Bの電気容量をそれぞれ CA,CB で表す。

Ⅰ すべてのコンデンサーを放電させた後,電源電圧 V を 0 から少しずつ上げていくと,ある電圧 V1 でネオンランプが点灯し,その後,消灯した。以下の問に答えよ。ただし,答は CA,CB,Von,Voff を用いて表せ。また,ネオンランプが点灯してから消灯するまでの間,電源電圧は一定であるものとしてよい。

(1) このときの電源電圧 V1 を求めよ。

(2) 点灯直前にコンデンサーA,Bに蓄えられていた静電エネルギーをそれぞれ WA,WB とおき,消灯直後にコンデンサーA,Bに蓄えられている静電エネルギーをそれぞれ WA′,WB′ とおく。この間の静電エネルギーの変化 ΔWA=WA′−WA および ΔWB=WB′−WB を求めよ。

(3) 電源は,電源内で負極から正極へ電荷を運ぶことにより,ネオンランプおよびコンデンサーにエネルギーを供給している。また,ネオンランプが点灯してから消灯するまでの間に電源が運んだ電荷の量は,この間にコンデンサーBに新たに蓄えられた電荷の量と等しい。ネオンランプが点灯してから消灯するまでの間に電源が供給したエネルギー WE を求めよ。

(4) 点灯してから消灯するまでの間にネオンランプから光や熱として失われたエネルギー WN を求めよ。

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Ⅱ ネオンランプの消灯後,さらに電源電圧 V を V1 から少しずつ上げていくと,ある電圧 V2 でネオンランプが再び点灯し,その後,消灯した。以下の問に答えよ。

(1) 問Ⅰにおいて,点灯してから消灯するまでの間にネオンランプを通過した電荷の量を Q とする。電源電圧 V が V1 を超えて V2 に達するまでの間,コンデンサーAにかかる電圧 VA を CA,CB,Q,V を用いて表せ。ただし,この間,ネオンランプに電流が流れることはないため,図2—1の回路は図2—3の回路と等価である。また,電荷がコンデンサーを通り抜けることはないため,コンデンサーA,Bに蓄えられている電荷をそれぞれ QA,QB とおけば,コンデンサーAの下側の極板とコンデンサーBの上側の極板をつないだ部分に蓄えられた正味の電荷の量 QB−QA は V によらず一定であり,Q と等しいことを用いてよい。

(2) 点灯時の電源電圧 V2 を CA,CB,Von,Voff を用いて表せ。

図2—1
図2—1
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図2—2
図2—2
図2—3
図2—3
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第3問 図3—1のように,十分な高さ L をもった,断面積 S の円筒容器に n モルの気体を入れて密閉し,気体の絶対温度を一定の値 T に保つ。このとき,一様な重力の作用下では,気体の密度は容器の底に近いほど大きく,密度に勾配のある状態になる。容器の底から測った高さを z,単位体積あたりの気体のモル数を c とすれば,c は z の関数とみなすことができ,関係式

c(z+Δz)−c(z)=−αΔzc(z)(*)

がよい近似でなりたつ。ここで,Δz は高さの差であり,α は高さ z によらない比例係数である。αΔz は十分小さいものとする。また,気体1モルあたりの質量を m,気体定数を R,重力加速度の大きさを g とする。

Ⅰ 容器内の気体を理想気体とみなして,以下の問に答えよ。

(1) 高さ z における気体の圧力を p(z) とする。p(z) を c(z),T および R を用いて表せ。

(2) 図3—2のように,高さ z の位置にある,厚さ Δz,断面積 S の気柱に注目する。ここで,高さ z,z+Δz における気体の圧力はそれぞれ p(z),p(z+Δz) である。また,気柱内の c(z) の変化は十分小さく,気柱内の気体のモル数は c(z)SΔz で与えられるものとする。この気柱にはたらく鉛直方向の力のつり合いを表す式を与えよ。

(3) 上の(1),(2)の結果から,関係式(*)の係数 α を m,g,T および R を用いて表せ。

(4) 気体の温度が一様に 13∘C の場合に,単位体積あたりの気体のモル数 c が 0.10% 減少するような高さの差 Δz を求めよ。ただし,気体1モルあたりの質量は m=1.3×10−1kg/mol,気体定数は R=8.3J/mol·K,重力加速度の大きさは g=9.8m/s2 とする。

(5) 容器の底と上端での単位体積あたりの気体のモル数の差 c(0)−c(L) を m,g,T,R,n および S を用いて表せ。

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Ⅱ 図3—3のように,軽くて変形しない小さな物体を容器内の気体の中に入れておいたところ,やがて高さ z0 の位置で静止した。物体の体積を v,質量を M として,以下の問に答えよ。

(1) 高さ z0 における単位体積あたりの気体のモル数 c(z0) を M,v および m を用いて表せ。

(2) 物体が高さ z=z0+Δz(Δz>0) にあるとき,物体にはたらく力 F の大きさを M,g,α および Δz を使って表し,また,その向きを答えよ。ただし,Δz は十分小さく,関係式(*)がなりたつものとしてよい。

図3—1
図3—1
図3—2
図3—2
図3—3
図3—3