— 3 —
第1問 (配点率 20 %)
平面上の三角形 を考える. は鋭角,, とする.また,点 から直線 に下ろした垂線と直線 の交点を とし, とする.線分 を に内分する点を ,点 から直線 に下ろした垂線と直線 との交点を とする.
(1) 内積 を を用いて表せ.
(2) 線分 の長さを を用いて表せ.
(3) 線分 の中点を とする.点 が線分 上にあるとき, のとりうる値の範囲を求めよ.
— 5 —
第2問 (配点率 20 %)
と を実数とし,関数 は で極大値をとり, で極小値をとるとする.
(1) を と を用いて表せ.
(2) と が を満たしながら動くとき,曲線 の変曲点の軌跡を求めよ.
第3問 (配点率 20 %)
座標空間に 点 ,, がある. かつ を満たすように点 が動くとき, の最大値と最小値を求めよ.
— 7 —
第4問 (配点率 20 %)
次の問いに答えよ.
(1) のとき
が成り立つことを示せ.
(2) を示せ.
(3) とおく.
を示せ.
— 9 —
第5問 (配点率 20 %)
投げたときに表と裏の出る確率がそれぞれ のコインがある. の 文字を のように 個ずつすべて並べて得られる文字列に対して,コインを投げて次の操作を行う.
- 表が出たら文字列の左から 文字目と 文字目を入れかえる. - 裏が出たら文字列の左から 文字目と 文字目を入れかえる.
例えば,文字列が であるときに, 回続けてコインを投げて表,裏の順に出たとすると,文字列は から を経て となる.
最初の文字列は であるとする.コインを 回続けて投げたあとの文字列が である確率を とし, である確率を とする.
(1) を正の整数とするとき, を求めよ.
(2) を正の整数とするとき, を求めよ.
第1問 垂線の足から内積がわかる。R が MB の上にあるのは t がこの範囲
答えは阪大の正解ではなく、自分で解いて、式とは別の計算で確かめたもの。
問題の読み方
とおく。C は A から直線 OB に下ろした垂線の足で、 が鋭角なので C は半直線 OB の上にあり、 は の 方向の成分の大きさ。
(1)
(2)
。R は直線 OB 上なので とおくと、 から
で、。
(3)
R が線分 MB 上 ⇔ 。
- 右:、、 - 左:、、
第2問 極大と極小の差は (β−α)³/2。差が 4 なら変曲点は y=x³−3x の上
答えは阪大の正解ではなく、自分で解いて、式とは別の計算で確かめたもの。
問題の読み方
。極大・極小があるのは のときで、 は の 2 つの解(左が極大)。
(1)
なので 。
(2)
から 。変曲点は の で、。 とおくと 。 はすべての実数をとるので、軌跡は 曲線 全体。
第3問 ∠OAP=30° の P は楕円の上。(x+1)(y+1) は θ=π/3 で最大
答えは阪大の正解ではなく、自分で解いて、式とは別の計算で確かめたもの。
問題の読み方
、 で、 から P のえがく図形を求める。
第3問
のもとで 2 乗して整理すると (楕円)。 とおくと、 は 。
、。
- ()で最大 - 範囲の両端(、)で 。最小は
答え最大値 、最小値
第4問 積を和にすると、ずらした積分が打ち消し合う
答えは阪大の正解ではなく、自分で解いて、式とは別の計算で確かめたもの。
問題の読み方
(1) の不等式を使って (2) を部分積分で示し、(3) は積を和になおして (2) に帰着させる。
(1)
で、等号がつねに成り立つわけではないので
答え
(2)
右辺の 1 つ目の大きさは 以下、2 つ目は (1) から 未満。どちらも で 0 に近づく。
答え部分積分で 。どちらも に近づく
(3)
。 は とおくと 。よって
(2) から右の積分は 0 に近づくので、極限は 。
答え。 なので
第5問 入れかえ 2 回で 3 つの「偶の並び」を行き来する
答えは阪大の正解ではなく、自分で解いて、式とは別の計算で確かめたもの。
問題の読み方
1 回の操作は 2 文字の入れかえ(互換)なので、並びの「偶・奇」は毎回入れかわる。偶の並びは ABC・BCA・CAB の 3 つ。
(1)
2 回続けた操作は、表表・裏裏ならもとにもどり(確率 )、表裏・裏表は 3 つの偶の並びを 1 つずつ回す向きが逆の 2 つ(それぞれ )。2 回ごとに見ると、今の並びにとどまる確率 、ほかの 2 つへ ずつ。
から 。 なので 。
(2)
が奇数のときは奇の並びなので 。偶数 のとき、BCA と CAB は同じ確率()なので と (1) から 、つまり 。
答え