2
第1問
(配点 50 点)
座標空間内で,原点 O を中心とする半径 3 の球を とする。また,点 を考え, と を直線 OP と直交する相異なる 2 つの平面とする。 と の共通部分を , と の共通部分を とし,次の 2 つの条件をみたすとする。
・ と はどちらも半径 1 の円である。
・ の中心の 座標は正で, の中心の 座標は負である。
以下の問いに答えよ。
(1) 円 , の中心の座標を求めよ。
(2) 円 , を底面とする円柱の側面を平面 で切る。その切り口の曲線の方程式を求めよ。また,その曲線を図示せよ。
4
第2問
(配点 50 点)
点 が複素数平面上の線分
の上を動くとき,
をみたす複素数 を表す点が描く軌跡を とする。ただし, は虚数単位である。以下の問いに答えよ。
(1) 軌跡 を複素数平面上に図示せよ。
(2) のときに複素数 を表す点を とし, のときに複素数 を表す点を とする。このとき,軌跡 ,線分 ,線分 で囲まれる領域を虚軸の周りに 1 回転させてできる立体の体積を求めよ。ただし,O は複素数平面の原点である。
6
第3問
(配点 50 点)
とする。表が出る確率が ,裏が出る確率が の硬貨を投げ,表が出た場合は白玉を 2 つ横並びに置き,裏が出た場合は黒玉を 1 つ置く。この要領で硬貨を繰り返し投げ,左から右に 1 列になるように白玉と黒玉を順に並べていく。
例えば,3 回硬貨を投げ,結果が順に「裏,表,表」であれば,左から順に「黒,白,白,白,白」と 5 つの玉が並ぶ。
を自然数とする。 回硬貨を投げたとき,左から ,, 番目の玉がすべて黒である確率を とする。以下の問いに答えよ。
(1) , を求めよ。
(2) とする。 回硬貨を投げたとき,左から 1,,, 番目の玉がすべて黒である確率を を用いて表せ。
(3) のとき, を , を用いて表せ。
(4) を求めよ。
8
第4問
(配点 50 点)
以下の問いに答えよ。ただし,,, が無理数であることは用いてよい。
(1) を示せ。また, は無理数であることを示せ。
(2) を解にもち,係数がすべて有理数の 4 次方程式を 1 つ求めよ。また,その 4 次方程式の解をすべて求めよ。
(3) を解にもち,係数がすべて有理数の 2 次方程式は存在しないことを示せ。
10
第5問
(配点 50 点)
関数
に関して,以下の問いに答えよ。
(1) が極値をとるときの の値を求めよ。また,そのときの極値を求めよ。
(2) 極限 を求めよ。
第1問 ななめの円柱を水平に切ると、だ円になる。横にのびる向きは OP をたおした向き
九大の解答例との答え合わせ 九大はこの問題の解答例を出していない(出題の意図だけを公表している)
答えは九大の正解ではなく、自分で解いて、式とは別の計算で確かめたもの。
問題の読み方
OP の向きの単位ベクトルは 。点 X と直線 OP の距離は 。
(1)
O から平面までの距離を とすると より 。中心は 。 座標が正なのが 。
答え, , , , ,
(2)
円柱の側面は,直線 OP からの距離が 1 で,OP 方向の位置 が から の点。 の点 では すなわち 。この上で なので全部が側面にのる。 方向の半径 , 方向の半径 1 のだ円。
第2問 z が直線の上を動くと、w = z + 1/z は双曲線 x² − y² = 2 の上を動く
九大の解答例との答え合わせ 九大はこの問題の解答例を出していない(出題の意図だけを公表している)
答えは九大の正解ではなく、自分で解いて、式とは別の計算で確かめたもの。
問題の読み方
なので 。()とおくと 。
(1)
とすると ,。 の範囲は (両はしの積は 1)。両はしで , なので 。 で 。軌跡は双曲線 の右側の枝のうち から を通って までの弧。
答えのからまで
(2)
,。高さ ()での切り口は,内側が線分 OP(),外側が C()の輪。。
第3問 黒が 3 つ続く確率は、上下にゆれながら一定の値 (1 − r)³/(1 + r) に近づく
九大の解答例との答え合わせ 九大はこの問題の解答例を出していない(出題の意図だけを公表している)
答えは九大の正解ではなく、自分で解いて、式とは別の計算で確かめたもの。
問題の読み方
玉の列は「白白」と「黒」の組をつないだもの。最初の硬貨が裏なら列は 1 つずれ,表なら 2 つずれて,あとは同じ問題になる。
(1)
:最初の 3 回が全部裏。:1 番目が白なら 2 番目も白なので,1 番目は黒。4 回とも裏。
(2)
1 番目が黒 ⇔ 最初が裏(確率 )。そのあとは玉が 1 つずれた同じ問題なので,2〜 回目の 回で 番目が黒の確率 。
(3)
最初が表なら 1, 2 番目が白で,2 つずれた同じ問題(確率 )。残りは 回だが,最初の 回で必要な 個以上の玉がそろうので,最後の 1 回は結果に関係しない。(2) と合わせて 。
(4)
より 。, から ,。
第4問 √2 + √3 は 4 次方程式の解。2 次方程式でつかまえようとすると、係数に必ず無理数が入る
九大の解答例との答え合わせ 九大はこの問題の解答例を出していない(出題の意図だけを公表している)
答えは九大の正解ではなく、自分で解いて、式とは別の計算で確かめたもの。
問題の読み方
とおく。。2 回 2 乗すると根号が全部消える。
(1)
で なので 。 が有理数なら も有理数となり矛盾。よって無理数。
(2)
を 2 乗して 。 より 。
答え, ,
(3)
有理数係数の 2 次式 が をみたすとする。 を で割った余りを ( は有理数)とすると 。 なら が有理数となり (1) に反するので 。よって は を割り切り, の 2 解は と,,, のどれか。それぞれ,解の積 ,解の和 ,解の和 が無理数で,係数が有理数であることに反する。よって存在しない。
第5問 幅 1 の窓で log(4t² + 1) の面積をとると、窓が真ん中(−1/2 から 1/2)のときいちばん小さい
九大の解答例との答え合わせ 九大はこの問題の解答例を出していない(出題の意図だけを公表している)
答えは九大の正解ではなく、自分で解いて、式とは別の計算で確かめたもの。
問題の読み方
(窓の右はしの高さ − 左はしの高さ)。
(1)
。 で , で なので極小(極大はない)。(,偶関数)。
(2)
平均値の定理より ()。,。 で ,,。よって極限は 2。