問 2 A と B の質量はそれぞれ太陽の何倍か答えよ。太陽の絶対等級は 5 等級とし,主系列星の光度は質量の 4 乗に比例するものとする。また,太陽の質量に比べて地球の質量は無視できるほど小さいとする。
問 3 B の半径は A の半径の何倍か答えよ。
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問 4 「A と B は連星として誕生し,同時に主系列星となったのち,互いに影響を与えずにそれぞれが独立に進化した」という仮説を立てた。しかしこの仮説は A と B の観測結果と矛盾する。どのような矛盾か,6 行以内で述べよ。
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第2問
次の文章を読み,以下の問 1〜4 に答えよ。
地球の内部は,構成物質の違いによって地殻・マントル・核に分けられ,大局的には層構造を成している。マントルと核の境界と境界における内部構造の変化については,(a)<u>地震波の P 波と S 波の影(シャドーゾーン)を用いて推定することができる</u>。また,地殻とマントルについては,P 波の速度が不連続に増加する境界面で分けることができるが,地殻の構造や性質は大陸地域と海洋地域で異なっている。大陸地域の地殻は厚く,主に 質岩からなる上層と 質岩からなる下層に分けられるのに対し,海洋地域では 質岩からなる上層を欠いており,厚さも薄くなっている。これらの地殻の構造や性質の違いは,(b)<u>火成活動などの多様な過程で大陸地殻が形成・成長してきたためである</u>。
B は A より 15 等暗いので光度は 倍。表面温度が同じなら光度 ∝ 半径²(シュテファン・ボルツマンの法則)なので,半径は 倍。
答え倍
問4
B は表面温度が A と同じなのに光度が 100 万分の 1,半径が 1000 分の 1 なので,主系列星ではなく白色矮星である。白色矮星は,主系列のときの質量が太陽の約 8 倍より小さい恒星が進化の最後になるもので,進化の途中で外側のガスを放出しているので,いまの質量(太陽の 1 倍)は生まれたときの質量ではない。B のもとの星は 8 倍より軽かったことになる。主系列星の寿命は質量が大きいほど短い(寿命 ∝ 質量 ÷ 光度 ∝ 質量)ので,10 倍の A の寿命は,8 倍より軽い B のもとの星の寿命より短い。同時に主系列星になって独立に進化したのなら,寿命の短い A が先に主系列を離れているはずなのに,実際は A がまだ主系列星で,B がすでに白色矮星になっている。これが矛盾である。(もとは B の方が重く先に進化し,その外層が A に移って A が重くなったなど,互いに影響し合ったと考えられる。)
(1) マントルから外核に入ると P 波の速さが急に小さくなるので,P 波は境界で大きく屈折して核の中心の方へ曲がり,震央距離 103°〜143° には届かない。S 波は外核を通れないので 103° より先には届かない。(2) S 波は液体を伝わらない。震央距離 143° 以上には核を通る道すじしかないので,そこに S 波が届かないことから,核(少なくとも外側の部分)は液体だと推定される。P 波は液体の中も伝わるので,核を通り抜け,核の境界で屈折して 143° 以上に届く。(内核が固体であることは,この観測だけからは言えない。)
答え論述
問3
沈みこむ海洋プレートにふくまれる含水鉱物が,深さ約 100 km で分解して水を出す。水が上のマントルに加わるとかんらん岩の融点が下がって部分溶融し,玄武岩質マグマができる。このマグマが上昇して大陸地殻の底にたまり,その熱で地殻の下部が部分溶融すると,SiO₂ の多い流紋岩質マグマができる。これが地下でゆっくり冷えて固まり,花こう岩地帯をつくることで,大陸地殻が厚く成長していく。
まず,3 mm の粒がちょうど動き始め,10 mm の粒は動かない流速(図 1 で約 45 cm/s)で水を流すと,3 mm 以下の粒だけが流される。その流れを,0.3 mm の粒が堆積し始める流速(図 1 で約 2.3 cm/s)より遅くすると,運ばれてきた 0.3〜3 mm の粒(もともと 0.3 mm より細かい粒はない)が積もるので,それを集める。