5-1『ギュルヴィたぶらかし』51章

夏の来ない冬

夏の来ない冬に何が起こるのか

『ギュルヴィたぶらかし』では、まず世界中で大きな戦いが起こります。それが3つの冬にわたって続きます。人々は欲にかられ、兄弟どうしで殺し合います。父も子も命を奪われます。家族のつながりも壊れます。

そのあとに来るのが、フィンブルの冬です。あらゆる方角から雪が吹きつけます。ひどい寒さが続き、風も激しくなります。太陽の光も役に立ちません。夏をはさまずに3つの冬が続くのです。

やがて狼が太陽を飲みこみます。人々にとって大きな災いです。別の狼は月を奪います。星々は空から姿を消します。大地と岩山が激しく揺れます。木々は地面から抜けます。岩山は崩れます。あらゆる鎖や縄が壊れて切れます。ついに、狼フェンリルも自由になってしまいます。

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夏の来ない冬の絵