3-24『アトリの歌』1–18節
危険を知らせる指輪
指輪の狼の毛は何を知らせるのか
『アトリの歌』では、アトリは使者を送ってグンナルを館へ招きます。使者は、金で飾ったかぶとや馬などを贈ると伝えました。
ヘグニは、グズルーンから届いた指輪に注目します。狼の毛が結びつけられていたのです。彼はこれを旅の危険を知らせる合図と受け取りました。それでも兄弟は馬で出発します。
『グリーンランドのアトリの歌』では、グズルーンがルーンを刻んで知らせを送ります。ところが、使者は文字を書きかえてしまいました。ヘグニの妻は文字を読み解こうとします。兄弟が行けば殺されるという意味に思える、と夫に伝えました。
妻たちは不吉な夢も見ます。ヘグニの妻は寝具が燃える夢を語りました。グンナルの妻は、死んだ女性たちが夫を呼びに来る夢を語ります。グンナルは、もう旅は決まったと答えました。兄弟は妻たちの制止を聞かず、出発します。
この話の出典(3件)危険を知らせる指輪
原文と訳
Hár fann ek heiðingja
riðit í hring rauðum,
赤い指輪に、狼の毛が編みこまれているのを見つけた。
『アトリの歌』 8節
1–18節
『アトリの歌』Atlakviða
原典を読む →
1–38節
『グリーンランドのアトリの歌』Atlamál in grænlenzku
原典を読む →
50章
『詩語法』Skáldskaparmál
原典を読む →