2-16『詩語法』3–4章

足だけで選んだ夫

足だけで夫を選ぶとどうなったのか

巨人シャツィを神々に殺された娘のスカジは、父のかたきを討とうとしました。かぶととよろいを着け、武器をそろえて神々のもとへ向かいます。神々は争いを収めるため、埋め合わせを申し出ました。

その条件のひとつが、神々の中から夫を選ぶことです。ただし、見てよいのは足だけでした。スカジは、とりわけ美しい足を選びます。バルドルだと思ったのですが、選んだ相手はニョルズでした。

スカジは、自分を笑わせることも求めました。ロキは、やぎのひげと自分の陰部をひもで結びます。互いに引っ張って大声を上げました。最後にロキがスカジのひざへ倒れこむと、彼女は笑いました。こうして和解ができました。

『詩語法』では、オーディンがさらに償いをします。シャツィの目を天へ投げ、2つの星にしました。一方、『ハールバルズの歌』では、トールが巨人を殺したと語ります。目を天に投げたのも自分だと話しています。

足だけで選んだ夫の絵