1-10『巫女の予言』19節

世界を支える大きな木

大きな木の根はどこへ伸びるのか

ユグドラシルは、大きなトネリコの木です。『巫女の予言』では、白い泥をかけられた高い木として登場します。木から落ちる露は、谷へ降り注ぎます。泉のほとりでは、いつも緑の葉を茂らせています。

『グリームニルの言葉』は、ユグドラシルを木々の中で最もすぐれたものと呼びます。その3つの根は、別々の方向へ伸びています。根の下には、ヘルが住んでいます。別の根の下は、霜の巨人のすみかです。さらに別の根の下には、人間が住んでいます。

『ギュルヴィたぶらかし』では、根の行き先が違います。アース神のもと、霜の巨人のもと、ニヴルヘイムの上へと伸びています。この根が、遠く離れたところで木を支えます。枝は世界全体に広がっています。その広がりは、天の上にまで及びます。

世界を支える大きな木の絵