6-11『詩語法』80–81章
王家の名のはじまり
王家の名前はだれから生まれたのか
ハールヴダン老王は、冬の半ばに大きな祭りを行いました。王として300年生きたいと願ったのです。しかし、答えは人の一生を超えては生きられないというものでした。そのかわり、300年のあいだ、一族に女や身分の低い男はいないと告げられます。
王と妻には18人の息子が生まれました。9人が同時に生まれたと記されています。はじめの9人は、戦いで大きな名声を得ました。その名前は、王や伯のように、高い身分を表す呼び名になりました。彼らには子どもがなく、全員が戦死します。
もう一方の9人からは、王家の名が生まれます。たとえば、イングヴィの子孫はイングリング家と呼ばれます。こうした一族の名も、詩では高い身分を表す言葉として使います。『詩語法』はさらに、ハールヴ王に従った者たちの呼び名が、戦士や人一般を表す言葉になったと説明します。
この話の出典(1件)王家の名のはじまり
原文と訳
Þau áttu sonu átján ok váru níu senn bornir.
王と妻には18人の息子がおり、9人が同時に生まれました。
『詩語法』 80章
80–81章
『詩語法』Skáldskaparmál
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