2-8『ギュルヴィたぶらかし』33章

知恵の働くロキ

ロキは神々とどのように関わるのか

ロキは、神々の仲間に数えられています。父は巨人のファールバウティです。母はラウフェイといい、ナールという別の名もあります。ロキ自身にもロフトという名があります。兄弟はビューレイストとヘルブリンディです。妻はシギュンで、息子はナリ、またはナルヴィと呼ばれます。

ロキは顔立ちが美しく、見た目のよい者です。けれども、気性は悪く、ふるまいもさまざまに変わります。ほかの者よりもすぐれた知恵は、ずる賢さと呼ばれます。どんなことにも、たくらみをめぐらせます。神々の間に争いを持ちこむ者とも呼ばれています。

その知恵は、神々との関わりにも表れます。ロキはたびたび、神々をひどい困りごとに巻きこみます。そして、たくらみによって、神々をその困難から救い出すこともよくあります。困らせるのも、助けるのもロキなのです。

知恵の働くロキの絵