4-1『バルドルの夢』1–14節

バルドルの恐ろしい夢

恐ろしい夢は何を告げていたのか

バルドルは恐ろしい夢を見ました。神々と女神たちは集まって、そのわけを話し合います。オーディンは馬のスレイプニルにくらを置きました。そして、死者のいるヘルへ向かいます。館の戸口の東には、巫女の墓がありました。

オーディンは墓で呪文を唱えました。すると、死んだ巫女が起き上がります。巫女は自分が長いあいだ死んでいたと語りました。起こされたわけも問いかけます。オーディンは、金で飾られた座席がだれのためにあるのかをたずねました。

巫女は、バルドルのために酒が用意されていると答えます。オーディンは、息子の命を奪う者をさらに問いただしました。答えはヘズでした。続いて巫女は、ヴァーリが生まれて1夜で仇討ちに向かうと告げます。敵を火に送るまで、手を洗わないというのです。髪もとかしません。

バルドルの恐ろしい夢の絵