2-23『ギュルヴィたぶらかし』48章
トールの釣り
大蛇を釣り上げると何が起きたのか
『ギュルヴィたぶらかし』では、トールは若者の姿で、ひとりでヒュミルを訪ねます。翌朝、漁に出る巨人に同行を頼みました。えさは自分で用意するように言われ、巨人の牛の群れからいちばん大きな牛の頭を取ります。
舟をこぐトールは、ヒュミルが危険を知らせても沖へ進みます。牛の頭を針につけると、大蛇が食いつきました。トールは両足で舟底を突き破ります。海底を踏んばって、舟べりまで引き上げました。大蛇は毒を吹きます。
トールが槌を振り上げたとき、恐れたヒュミルが釣り糸を切ります。大蛇は海へ沈みました。トールは槌を投げつけます。この話の語り手は、大蛇はまだ生きていると考えます。トールはヒュミルの耳もとを殴り、海へ転落させました。
一方、『ヒュミルの歌』では、トールは引き上げた大蛇の頭を槌で打ちます。大地が揺れ動きました。大蛇は海に沈みます。こちらでは、ヒュミルが糸を切る場面はありません。
この話の出典(2件)トールの釣り
原文と訳
spyrnði við grunni, dró þá orminn upp at borði.
海底を踏んばり、大蛇を舟べりまで引き上げました。
『ギュルヴィたぶらかし』 48章
48章
『ギュルヴィたぶらかし』Gylfaginning
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17–25節
『ヒュミルの歌』Hymiskviða
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