2-2『ギュルヴィたぶらかし』21章

力の神トール

トールの力を支える宝は何か

トールは、神々と人間のだれよりも力の強い神です。治める土地はスルーズヴァンガルといいます。そこに、ビルスキルニルという館を持っています。部屋は540もあります。『ギュルヴィたぶらかし』は、人々の知るかぎり最も大きな建物だと説明します。

出かけるときには、2頭のやぎが引く車に乗ります。また、トールには大切な宝があります。その中でも、槌のミョルニルは巨人たちに恐れられています。これまでに、彼らの父や親族の頭を数多く打ち砕いてきた槌だからです。

ほかの宝は、力の帯と鉄の手袋です。帯を体に締めると、神としての力が増します。鉄の手袋は、ミョルニルの柄を握るときに欠かせません。『ギュルヴィたぶらかし』では、トールの成しとげた大仕事は、どんな物知りでもすべて数えられないほどだと語られます。

力の神トールの絵