1-5『ギュルヴィたぶらかし』12章
太陽と月を追う狼
太陽と月はなぜ急いで進むのか
『ギュルヴィたぶらかし』では、太陽がひどく急いで進むわけが語られます。追いかける者がすぐ近くに迫っているのです。太陽には、走って逃げるほかに道がありません。自分を追う狼を恐れています。
太陽の後ろを追う狼の名は、スコルです。やがて太陽を捕らえます。もう一方の狼ハティは、太陽の前を走っています。ねらうのは月です。ハティもまた、望みどおり月を捕らえることになります。
この狼たちの一族は、鉄の森から生まれました。そこは、人の国の東にある森です。森には年老いた女巨人が住んでいます。ほかにも、この森を住まいとする女巨人たちがいます。
年老いた女巨人は、大勢の巨人を息子として産みます。その姿は、どれも狼の姿でした。スコルとハティは、その一族に連なります。
この話の出典(2件)太陽と月を追う狼
原文と訳
Sköll heitir ulfr,
er fylgir inu skírleita goði
スコルという狼が、輝く神のあとを追います。
『グリームニルの言葉』 39節
12章
『ギュルヴィたぶらかし』Gylfaginning
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39節
『グリームニルの言葉』Grímnismál
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