5-13『ギュルヴィたぶらかし』54章

野原に立つギュルヴィ

館が消えたあと、ギュルヴィは何を伝えたのか

『ギュルヴィたぶらかし』の話が終わると、ギュルヴィは四方から大きな物音を聞きます。横を向き、さらに周りを見回します。気づけば、平らな野原に立っていました。どこを見ても、館も城も見えません。

ギュルヴィは、その野原を離れて自分の国へ帰ります。そこで、自分が見たり聞いたりした出来事を伝えます。話を聞いた人は、さらに別の人へと語ります。こうして、彼の体験した話が人から人へ伝わっていきます。

一方、アースたちは集まって相談します。ギュルヴィに聞かせた話を振り返ります。そして、話に出てきた名を、そこにいる人々や場所につけます。遠い未来の人々に、物語の神々と同じ名を持つ人々を、同じ存在だと信じさせるためです。

野原に立つギュルヴィの絵