2-20『ギュルヴィたぶらかし』46章

ウートガルザ・ロキ

トールはどんな勝負に挑んだのか

トールたちは、ウートガルズの大きな城へ着きました。王のウートガルザ・ロキの前で、ロキはロギと早食いを競います。ロキが肉を食べ尽くす間に、相手は骨も木の容器も食べてしまいました。

シャールヴィは、フギという少年とかけっこをしました。何度走っても、相手に追いつけません。最後の競走では、シャールヴィが道の半分まで行かないうちに、フギは終点に着いて折り返しました。

トールは、角の杯を飲み干す勝負に挑みました。息が続くかぎり飲んでも、中身はわずかしか減りません。3度目には少し減らせましたが、飲み干すことはできませんでした。トールは杯を返します。

次は大きな灰色の猫を持ち上げる勝負です。トールが腹の下に手を入れて持ち上げても、猫は足をひとつ浮かせただけでした。さらに、王の乳母だった老婆エッリと組み合います。必死に力を出しましたが、ついに片ひざをつきました。

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ウートガルザ・ロキの絵