1-26『高き者の言葉』147–165節

オーディンのまじない

オーディンの歌にはどんな力があるのか

『高き者の言葉』で、オーディンは自分の知るまじないの歌を順に語ります。最初の歌は「助け」という名です。悩みや悲しみを抱えたときに役立ちます。3番目の歌では、敵の武器の刃を鈍らせます。4番目を歌うと、足かせが外れます。手を縛るものもほどけます。

7番目では、仲間のいる広間の火を消します。9番目では、船を守るために風を静めます。海の波も眠らせます。12番目では、木につられた死人に働きかけます。ルーンを刻んで色をつけると、その人は歩き出します。そして、オーディンに話しかけるのです。

最後の18番目の歌は秘密です。若い女性や人妻には教えないと語ります。ただし、例外もあります。自分を腕に抱く女性か、自分の姉妹にだけは教えるというのです。どのような力のある歌なのかは語りません。自分だけが知っているほうがよい、とも語ります。

オーディンのまじないの絵