先に学ぶ内容ラグランジアンと作用の停留条件運動量はなぜ保存するのか

対称性と保存則

なめらかな床で、1 kg⁠と3 kg⁠の物体の間にあるばねを縮め、両方が静止した状態で手を離す。

自然長に戻ったとき、3 kg⁠の速さは1 kg⁠の何倍か?

式から現象を説明する

  1. 1L⁠が位置を含まないときを考える∂L∂x = 0⇒⁠p = ∂L∂x = 一定……
  2. 22⁠つの物体のL⁠を書くL=⁠½ m₁ x₁² + ½ m₂ x₂²− U(x₂ − x₁)……
  3. 32⁠つの物体を同じ向きに同じ距離⁠a⁠だけずらすx₁ → x₁ + a,x₂ → x₂ + a⇒⁠∂L∂x₁ + ∂L∂x₂ = 0……
  4. 42⁠物体それぞれのオイラー・ラグランジュ方程式を足すd(p₁ + p₂)dt=⁠0……
  5. 5止まっていた2⁠つの物体に当てはめるm₁ v₁ + m₂ v₂=⁠0⇒⁠|v₂||v₁| = m₁m₂……
  6. 6保存量の候補H⁠を定義し、時間変化を調べるdHdt=⁠p x + p x− (∂L∂x) x− (∂L∂x) x− ∂L∂t……
  7. 7打ち消し合う項を消す∂L∂t = 0⇒⁠H = ∑ᵢ pᵢ xᵢ − L = 一定……
  8. 8運動量とエネルギーの保存から2⁠つの速さを求める½ k d²=⁠½ m₁ v₁² + ½ m₂ v₂²……
  9. 9右の物体を床に固定する固定時:p₁ + p₂ は一定でない⁠,エネルギー保存より½ m₁ v₁² = ½ k d²……
  10. 発展:回転の対称性・外部からの仕事・位相・摩擦
  11. 10回しても変わらないL⁠を考える∂L∂θ = 0⇒⁠m r² θ = 一定……
  12. 11ばね定数を時間とともに変えるk(t) = k₀(1 + ε cos 2ω₀t)⇒⁠dHdt = ½ (dkdt) x²⁠,一般には0ではない……
  13. 12対応をまとめる連続的な対称性→⁠対応する保存量……
  14. 13波の位相をずらすシュレーディンガー場の作用の位相対称性→⁠全確率の保存……
  15. 14摩擦があるときを見なおす力学的エネルギー→⁠床や物体の内部エネルギー……