『レギンの歌』の原典

Reginsmál

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古ノルド語の原文から、英訳を参考にAIが作成した日本語訳です。

1

「何という魚だ、
流れの中を泳ぎながら、
わが身に迫る災いを避けられぬとは。
おまえの首を
ヘルから買い戻せ、
泉の炎を私に見つけてこい」
カワカマスが言った。

2

「アンドヴァリという名だ、
父はオーインといった。
数多くの滝を渡ってきた。
忌まわしいノルンが
遠い昔に私の運命を定め、
水の中を泳ぎ暮らす身にしたのだ」
ロキが言った。

3

「答えよ、アンドヴァリ、
なおも生きていたいなら、
人の住む館で。
どのような償いを受けるのだ、
人の子らは、
言葉で互いを傷つけ合えば」
アンドヴァリが言った。

4

「重い償いを受ける、
人の子らは、
ヴァズゲルミルを渡る者たちは。
偽りの言葉の報いは、
他人を偽りで陥れる者の
手足を、あまりにも長く苦しめる」
ロキはアンドヴァリの持つ金をすべて見た。だが、アンドヴァリは金を差し出したとき、指輪を一つだけ残していた。ロキはそれも取り上げた。小人は岩の中へ入って言った。

5

「グストが持っていた
この金は、
二人の兄弟に
死をもたらし、
八人の王侯に
争いをもたらすだろう。
私の富を
誰ひとり享受できぬだろう」
アースの神々はフレイズマルに財宝を渡し、カワウソの皮に詰め込み、足で立たせた。それから神々は金を積み上げ、その皮を覆わなければならなかった。それを済ませると、フレイズマルが進み出て、ひげが一本見えているのを見つけ、それも覆うよう命じた。そこでオーディンは指輪アンドヴァラナウトを取り出して、その毛を覆った。ロキが言った。

6

「金はいま、おまえに渡された。
おまえは私の首の代わりに
莫大な償いを手にした。
だがおまえの息子に
幸せは定められていない。
その金はおまえたち二人の命を奪う」
フレイズマルが言った。

7

「贈り物はよこしたが、
好意からの贈り物ではなかった。
誠意をもって与えたのではなかった。
おまえたちは
命を失うはずだったのだ、
この災いを先に知っていたなら」
ロキが言った。

8

「まだ悪いことがある、
私にはそれが分かる気がする。
乙女をめぐる身内の争いだ。
その憎しみの的となる
王侯たちは、いまなお
生まれていないと思う」
フレイズマルが言った。

9

「赤い金は
私が支配するつもりだ、
この命のあるかぎり。
おまえの脅しなど
少しも恐れはしない。
ここを去り、家へ帰れ」
ファーヴニルとレギンはフレイズマルに、兄弟オトルの命の償いの分け前を求めた。フレイズマルは断った。するとファーヴニルは、眠っていた父フレイズマルを剣で刺した。フレイズマルは娘たちを呼んだ。

10

「リュングヘイズ、ロヴンヘイズ、
私の命は尽きると知れ。
切に必要なことが数多くある」
リュングヘイズが言った。
「父を失ったとしても、
姉妹が兄弟を傷つけて
仇を討つことはめったにない」
フレイズマルが言った。

11

「それなら娘を産み育てよ、
狼の心を持つ女よ、
王者との間に
息子をもうけられぬなら。
その娘に夫を迎えよ、
大きな助けが必要なのだから。
そうすれば娘の息子が
おまえの悲しみを晴らすだろう」
それからフレイズマルは死に、ファーヴニルが金をすべて取った。そこでレギンは父の遺産の分け前を求めたが、ファーヴニルは断った。レギンは姉妹のリュングヘイズに、どうすれば父の遺産を取り戻せるか相談した。彼女は言った。

12

「兄弟には
穏やかに求めなさい、
遺産と、もっと気高い心を。
ふさわしいことではない、
剣をもってファーヴニルに
財宝を求めるのは」
これらのことをレギンはシグルズに語った。ある日、シグルズがレギンの家を訪れると、温かく迎えられた。レギンが言った。

13

「ここへやって来た、
シグムンドの息子が、
決断の早い勇士が、
われらの館へ。
年老いた男にもまさる
勇気を持っている。
この貪欲な狼から
獲物を得られる望みがある。

14

私は育てよう、
戦を恐れぬ王者を。
いまイングヴィの末裔が
われらのもとへ来た。
この王者はなるだろう、
日の下で最も力ある者に。
その運命の糸は
あらゆる国に張り渡される」
シグルズはそのころ、いつもレギンのもとにいた。レギンはシグルズに、ファーヴニルがグニタヘイズで蛇の姿になって横たわっていると語った。ファーヴニルは、あらゆる生き物が恐れる恐怖の兜を持っていた。レギンはシグルズにグラムという剣を作った。その剣はたいそう鋭く、シグルズがライン川に差し入れ、羊毛の房を流れに乗せると、水を切るのと同じように、その房を真二つに切った。シグルズはこの剣でレギンの金床を真二つに割った。その後レギンは、ファーヴニルを討つようシグルズをけしかけた。シグルズは言った。

15

「高らかに笑うだろう、
フンディングの息子たちは、
エイリミの
命を奪った者たちは。
王者が心を向けるのが、
父の仇を討つことより
赤い腕輪を
求めることなら」
ヒャールプレク王は、父の仇を討つための船団をシグルズに与えた。一行は大嵐に遭い、ある岩の岬の沖で風に逆らって進んでいた。ひとりの男が岩の上に立ち、言った。

16

「何者だ、あそこで
レーヴィルの馬に乗り、
高い波を越え、
轟く海を渡る者は。
帆を張る馬たちは
汗にまみれている。
波の駿馬たちは
風に耐えられまい」
レギンが答えた。

17

「ここにいるのは私とシグルズだ、
海の木々に乗っている。
われらに吹く風は
死そのものへと向かう。
険しく立つ砕け波が
船首の飾りより高く落ちかかり、
船台を走る馬たちは急降下する。
そう尋ねるのは何者だ」
男が言った。

18

「私はフニカルと呼ばれていた、
カラスを喜ばせ、
若きヴォルスングよ、
人を討ったころには。
いまは呼ぶがよい、
岩の上の老人を、
フェングともフィヨルニルとも。
船に乗せてもらいたい」
一行は陸に船を寄せ、老人が乗り込むと、嵐は静まった。シグルズが言った。

19

「教えてくれ、フニカル、
あなたはどちらも知っているのだから、
神々と人の吉兆を。
どれが最もよいのか、
戦わねばならぬとき、
剣を振るう際の吉兆として」
フニカルが言った。

20

「よい兆しは多くある、
人々が知りさえすれば、
剣を振るうときには。
黒いカラスは
剣を担う者にとって
頼もしい道連れだと思う。

21

二つ目は、
外へ出て、
旅立つ支度が整ったとき、
家の前に立つ
誉れを求める二人の男を
目にすることだ。

22

三つ目は、
トネリコの枝の下で
狼の遠吠えを聞くこと。
兜をかぶる戦士たちに対して
おまえは幸運を授かる、
相手に先んじてその姿を見つければ。

23

誰も
正面に向けて戦ってはならぬ、
遅くまで輝く
マーニの姉妹を。
勝利を得るのは、
よく目を利かせる者たち、
剣の勝負に勇み立ち、
あるいは楔形に陣を組む者たちだ。

24

大きな災いの兆しだ、
足をつまずかせるのは、
戦いへ向かって進むときに。
欺く女神たちが
おまえの両側に立ち、
おまえが傷つく姿を望んでいる。

25

賢い者は誰もが
髪をとかし、身を洗い、
朝には腹を満たしておくものだ。
分からぬのだから、
夕べにはどこへ行き着くのか。
幸運を先走るのはよくない」
シグルズはフンディングの息子リュングヴィとその兄弟たちを相手に、大きな戦をした。そこでリュングヴィは倒れ、三人の兄弟は討ち死にした。戦の後、レギンが言った。

26

「いま血まみれの鷲が
鋭い剣で
シグムンドを殺した者の
背に刻まれた。
大地を赤く染め、
カラスを喜ばせる者のうち、
王の跡継ぎに
まさる者はいなかった」
シグルズはヒャールプレクのもとへ帰った。それからレギンは、ファーヴニルを討つようシグルズをけしかけた。