『ヒュンドラの歌』の原典

Hyndluljóð

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古ノルド語の原文から、英訳を参考にAIが作成した日本語訳です。

Hyndluljóð

1

「目を覚ませ、乙女の誉れよ、
目を覚ませ、わが友よ、
姉妹ヒュンドラよ、
洞穴に住む者よ。
今や闇の深まる時、
二人で馬を駆ろう、
ヴァルハラへ、
聖なる社へ。

2

軍勢の父に祈ろう、
われらに心をかけてくれるように。
あの方は報いを与え、
従う者たちに黄金を授ける。
ヘルモーズには
兜と鎖帷子を与え、
シグムンドには
剣を授けた。

3

ある者には勝利を、
ある者には富を与え、
多くの者には弁舌を、
人々には知恵を授ける。
男たちには順風を、
詩人たちには詩の技を与え、
多くの勇士に
気高い心を授ける。

4

彼女はトールに供犠を捧げ、
こう願うだろう、
あの方がおまえにいつも
変わらぬ好意を寄せるようにと。
巨人の女たちには
めったにないことだが。

5

さあ、おまえの狼を
一頭、獣舎から出し、
わたしの猪と
ともに走らせよ」
ヒュンドラは言った。
「おまえの猪は遅い、
神々の道をたどるには。
わたしの大事な乗り獣に
重荷を負わせたくはない。

6

狡い女だ、フレイヤ、
わたしを試そうとするとは。
そんな目つきを
こちらに向けて、
おまえの男を連れているのに、
戦死者の道中に、
若いオッタル、
インステインの息子を」
フレイヤは言った。

7

「思い違いだ、ヒュンドラ、
夢でも見たのだろう、
わたしの男がいるなどと、
戦死者の道中に。
そこに輝くのは猪、
グッリンブルスティ、
ヒルディスヴィーニ、
わたしのために巧みに作られたもの、
二人の小人、
ダーインとナッビの手で。

8

さあ、二人とも鞍を下り、
ともに腰を据えよう。
そして王侯たちの
血筋を語り合おう、
神々から生まれた
あの男たちの血筋を。

9

二人は賭けをした、
ヴァル人の黄金を賭けて、
若いオッタルと
アンガンチュールが。
力を貸すのが務めだ、
若い勇士が
父祖伝来の財産を
親族から受け継げるように。

10

あの者はわたしに祭壇を築いた、
石を積み重ねて。
あの石は今では
ガラスとなった。
生贄の牛の新鮮な
血で赤く染めたのだ。
オッタルはいつも
アースの女神たちを信じていた。

11

さあ、昔の
一族を数え上げ、
人々の血筋を
語り起こしておくれ。
誰がスキョルドゥングの一族か、
誰がスキルヴィングの一族か、
誰がエズリングの一族か、
誰がユルヴィングの一族か、
誰が自由農民の家に生まれ、
誰が君侯の家に生まれたか、
ミズガルズに生きる
最も優れた人々は誰か」
ヒュンドラは言った。

12

「おまえは、オッタル、
インステインから生まれ、
インステインは
老アルヴから生まれた。
アルヴはウルヴから、
ウルヴはセーファリから、
そしてセーファリは
赤毛のスヴァンから生まれた。

13

おまえの父の母は
首飾りに彩られた貴い女、
たしか、その名は
女祭司フレーディースといった。
フロージがその父、
フリーウンドが母だった。
その一族はみな
高い身分の者とされていた。

14

アウジはかつて
誰よりも強大だった。
さらに昔のハールヴダンは
スキョルドゥングの一族で最も高貴だった。
勇士たちが戦った
数々の合戦は名高く、
彼の武勲は
天の果てまで知れ渡ったという。

15

彼はエイムンドと結んで力を増した、
人々のうちで最も高貴な者と。
そしてシグトリュッグを討った、
冷たい刃をもって。
妻に迎えたのはアルムヴェイグ、
女たちのうちで最も高貴な者。
二人は子をもうけ、
十八人の息子を育てた。

16

そこからスキョルドゥングの一族が出た、
そこからスキルヴィングの一族が、
そこからエズリングの一族が、
そこからイングリングの一族が、
そこから自由農民の家の者が、
そこから君侯の家の者が、
ミズガルズに生きる
最も優れた人々が出た。
みなおまえの一族だ、
愚かなオッタルよ。

17

ヒルディグンが
彼女の母だった、
スヴァーヴァと
海の王の子だった。
みなおまえの一族だ、
愚かなオッタルよ。
よく覚えておくがよい。
まだ先を聞きたいか。

18

ダグはソーラを妻とした、
勇士たちの母を。
その一族には
並ぶ者のない戦士たちが育った。
フラズマルとギュルズ、
二人のフレキ、
アームとヨスルマル、
老アルヴ。
よく覚えておくがよい。
まだ先を聞きたいか。

19

彼らの友はケティルといい、
クリュップの跡継ぎだった。
その男は母方の祖父だった、
おまえの母の。
その家にはフロージがいた、
カーリよりも前に。
年長のアルヴが
生まれたのもそこだった。

20

次にいたのはナンナ、
ネックヴィの娘。
その息子は
おまえの父の姻戚だった。
古い縁組だ、
わたしはさらに先を数えよう。
二人とも知っていた、
ブロッドもヘルヴィも。
みなおまえの一族だ、
愚かなオッタルよ。

21

イーソールヴとアーソールヴは
エルモーズの息子たち、
母はスクールヒルド、
スケッキルの娘。
おまえはその系譜に数えるがよい、
数多くの勇士たちを。
みなおまえの一族だ、
愚かなオッタルよ。

22

防壁のグンナル、
鋤柄のグリーム、
鉄の盾のソーリル、
大口を開くウルヴ。
二十三。〔ヘルヴァルズ、ヒョルヴァルズ、
フラニ、アンガンチュール〕、
ブーイとブラーミ、
バッリとレイヴニル、
ティンドとティルフィング、
そして二人のハッディング。
みなおまえの一族だ、
愚かなオッタルよ。
二十四。東のボルムで
生まれた、
アルングリームと
エイヴラの息子たちは。
狂戦士たちの轟きと、
ありとあらゆる災いが広がった、
陸にも海にも、
炎が走るかのように。
みなおまえの一族だ、
愚かなオッタルよ。

25

二人とも知っていた、
ブロッドもヘルヴィも。
二人は従士だった、
老フロールヴの館の。
みな血を引く者だった、
ヨルムンレクの、
シグルズの姻戚にあたる男の。
わたしの話をよく聞くがよい、
軍勢に容赦のない、
ファーヴニルを討ったシグルズの。

26

その君主は
ヴォルスングの血を引き、
ヒョルディースは
フラウズングの血を引いた。
そしてフュリミは
エズリングの一族に連なる。
みなおまえの一族だ、
愚かなオッタルよ。

27

グンナルとヘグニは
ギューキの跡継ぎ、
グズルーンも同じく、
二人の姉妹だ。
グトホルムは
ギューキの血筋ではなかったが、
それでも兄弟だった、
あの二人の。
みなおまえの一族だ、
愚かなオッタルよ。

28

戦歯のハラルドは
フレーレクから生まれた、
腕輪を惜しまず与える男から。
母はアウズだった、
深慮のアウズ、
イーヴァルの娘。
そしてラーズバルズは
ランドヴェルの父だった。
彼らはみな
神々の祝福を受けた男たち。
みなおまえの一族だ、
愚かなオッタルよ」
―― ―― ――
フレイヤは言った。

29

「記憶のビールを
わたしの客に運んでおくれ。
すべて思い出し、
言葉を一つずつ述べられるように、
この話の言葉を、
三日目の朝に、
アンガンチュールと二人で
血筋をたどる時に」
ヒュンドラは言った。

30

「ここから立ち去れ、
わたしは眠りたい。
わたしからはほとんど得られまい、
ありがたい施しなど。
おまえは、オーズの恋人よ、
夜な夜な外を駆け回る、
雄山羊たちの間を
ヘイズルーンが巡るように。

31

オーズのもとへ駆けていったな、
いつも恋い焦がれて。
ほかにも幾人も潜り込んだ、
おまえの前掛けの下に。
おまえは、オーズの恋人よ、
夜な夜な外を駆け回る、
雄山羊たちの間を
ヘイズルーンが巡るように」
フレイヤは言った。

32

「わたしは火を放とう、
この巨人女の周りに。
そうすればおまえは
ここから逃げられまい」
ヒュンドラは言った。

33

「炎が燃えるのが見える、
大地が燃え上がるのが。
ほとんどの者は
命をあがなう苦しみを負う。
オッタルに運んでやれ、
その手にビールを、
たっぷり毒を混ぜたものを、
災いが降りかかるように」
フレイヤは言った。

34

「おまえの呪いの言葉は
何の力も持ちはしない、
巨人の女よ、おまえが
災いを告げようとも。
あの者は飲むだろう、
貴い酒を。
わたしは願う、オッタルを
すべての神々が助けてくれるように」

Völuspá in skamma

1

十一柱と
アースの神々は数えられた、
バルドルが倒れた時、
死の塚のほとりで。
ヴァーリはその仇を討つ
務めが自分にあるとし、
おのれの兄弟を
その手で殺した者を討った。

2

バルドルの父は
ボルの跡継ぎだった。
フレイはゲルズを妻とした、
彼女はギュミルの娘、
巨人の血筋であり、
母はアウルボザだった。
シャツィもまた
彼らの親族だった、
華美を好む巨人で、
スカジがその娘だった。

3

多くをおまえに語ったが、
覚えていることはまだある。
よく心に留めるがよい。
まだ先を聞きたいか。

4

ハキはフヴェズナの
息子たちの中でもひときわ優れていた。
フヴェズナの
父はヒョルヴァルズだった。
ヘイズとフロスショーヴは
フリームニルの子らだった。

5

巫女たちはみな
ヴィゾールヴの血を引き、
呪術師たちはみな
ヴィルメイズの血を引く。
セイズを行う者たちは
スヴァルトヘヴジの血を引き、
巨人たちはみな
ユミルから生まれた。

6

多くをおまえに語ったが、
覚えていることはまだある。
よく心に留めるがよい。
まだ先を聞きたいか。

7

一人の者が生まれた、
遠い昔に、
強大な力を授かって、
神々の一族に。
九人がその者を産んだ、
槍もて誉れを得る男を、
巨人の乙女たちが、
大地の果てで。

8

ギャールプがその者を産み、
グレイプがその者を産み、
エイストラが産み、
エイルギャヴァも産んだ。
ウルヴルーンが産み、
アンゲイヤも産み、
イムズとアトラ、
ヤールンサクサも産んだ。

9

その者は力を授かった、
大地の力を、
冷えきった海と
供犠の猪の血の力を。

10

多くをおまえに語ったが、
覚えていることはまだある。
よく心に留めるがよい。
まだ先を聞きたいか。

11

ロキは狼をもうけた、
アングルボザとの間に。
またスレイプニルを産んだ、
スヴァジルファリとの間に。
ある怪物は
何よりも恐ろしいとされた、
ビューレイストの兄弟から
生まれたものだった。

12

ロキは心臓を食べた、
燃えた薪の中のものを。
半ば焼けたものを見つけたのだ、
女の心の石を。
ロフトは身ごもった、
邪悪な女によって。
そこから地上の
あらゆる魔物が生まれた。

13

海は嵐の中でせり上がる、
天そのものにまで。
陸地を越えて押し寄せ、
空は崩れる。
そこから雪が来る、
激しい風とともに。
その時には定まっている、
神々が滅びることが。

14

一人の者が生まれた、
すべてにまさる者が。
その者は力を授かった、
大地の力を。
その君主は
誰よりも気高いといわれ、
すべての民と
血縁で結ばれているという。

15

やがて別の者が来る、
さらに力ある者が。
だがわたしには恐ろしくて
その名を口にできない。
今、それより先を
見通せる者は少ない、
オーディンが
狼と相まみえる時より先を。