『エッダの断片』の原典

Eddubrot

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古ノルド語の原文から、英訳を参考にAIが作成した日本語訳です。

1

エッダ断片 一
ハールは、彼(ギュルヴィ)がもっと物知りにならなければ、無事にはここを出られないと言い、こう告げる。
「問いを発するあいだは、前に立っていよ。
語る者こそ座るのだ。」

2

ニョルズにはスカジという妻がいる。巨人シャツィの娘である。スカジは父が住んでいた屋敷に住みたがる。その屋敷は山の中の、スリュムヘイムというところにある。だがニョルズは海の近くにいたがる。二人は、スリュムヘイムで九夜を過ごし、そのあとノーアトゥーンで九夜を過ごすことで折り合った。ニョルズは山からノーアトゥーンに戻ると、こう歌った。
「山は嫌いだ。
長くいたわけではない、
たった九夜だ。
狼の遠吠えは
ひどく耳障りだった、
白鳥の歌に比べれば。」
するとスカジはこう歌った。
「眠れなかった、
海の床では、
鳥の鳴き声のせいで。
私を起こすのだ、
海からやってくる
朝ごとのカモメが。」

3

また彼(ヘイムダル)自身が『ヘイムダルの呪歌』でこう語っている。
「私は九人の母の子、
九人の姉妹の息子だ。」

4

(十四番目の女神は)グナーである。フリッグは自分の用事で、彼女をさまざまな世界に遣わす。彼女は空も海も駆ける馬を持ち、その名をホーヴヴァルプニルという。あるとき彼女が馬に乗っていると、ヴァンの神々の何人かが、空を行くその姿を見た。そこで一人が言った。
「あそこで何が飛んでいる、
何が進んでいる、
空を渡ってゆくのは何だ。」
彼女は答える。
「私は飛んでいない、
それでも進み、
空を渡ってゆく、
ホーヴヴァルプニルに乗って。
ハムスケルピルが
ガルズローヴァとの間にもうけた馬に。」

5

そのあとアースの神々は、世界じゅうに使者を送り、涙を流してバルドルをヘルの国から連れ戻してほしいと頼んだ。すると、すべてのものがそうした。人間も、生き物も、大地も、石も、木々も、あらゆる金属も……。
使者たちは務めを首尾よく果たして帰る途中、ある洞穴に女巨人が座っているのを見つけた。女はセックと名乗った。使者たちは、涙を流してバルドルをヘルの国から連れ戻してほしいと頼んだ。女は答える。
「セックが流すのは
乾いた涙、
バルドルの火葬のために。
生きていようと死んでいようと、
あの男の息子から恩恵は受けなかった。
ヘルは手にしたものを持っているがいい。」
だが人々は、これはラウフェイの息子ロキだったのだろうと考えている。アースの神々の間で、最も多くの悪事を働いてきた者である。

6

それからトールは、あらゆる川のうちで最も大きい、ヴィムルという川へ向かった。トールは力帯を締め、グリーズの杖を流れの上手に突き立てた。ロキはその力帯につかまっていた。トールが川の真ん中に来ると、水かさがひどく増して、波が肩に打ちつけた。そこでトールはこう歌った。
「今は増すな、ヴィムルよ、
巨人の館へ向かい、
私はおまえを渡らねばならない。
知っているだろう、おまえが増せば、
私の神の力も
天に届くまで高まることを。」

7

トールがゲイルロズのもとに着くと、一行はまず、泊まる場所として山羊小屋へ案内された。そこには腰を下ろす椅子が一脚あり、トールはそれに座った。すると、尻の下の椅子が屋根へ向かってせり上がるのに気づいた。トールはグリーズの杖を垂木に突き当て、椅子を力いっぱい押し下げた。すると大きな音が響き、悲鳴が続いた。椅子の下にはゲイルロズの娘たち、ギャールプとグレイプがいたのであり、トールは二人とも背骨を折ったのだった。そこでトールはこう歌った。
「一度、私は
神の力を振るった、
巨人の館で。
ギャールプとグレイプ、
ゲイルロズの娘たちが、
私を天まで持ち上げようとしたときに。」

8

アースガルズの、ヴァルハラの戸口の前には、グラシルと呼ばれる木立がある。その葉はすべて赤金でできている。ここにこう歌われているとおりである。
グラシルは立つ、
黄金の葉を茂らせて、
シグテュールの館の前に。
神々と人間の世界で、これほど美しい木はない。

9

『ソルグリームの名寄せ歌』にある馬の名は、次のとおりである。
フラヴンとスレイプニル、
名高い馬たち、
ヴァルとレットフェティ、
シャルダリもそこにいた。
グッルトップとゴティ、
ソーティの名も聞いた、
モールとルング、マルもともに。
ヴィッグとストゥーヴは
スケーヴァズとともにいた。
ブラクは勇士を乗せていた。
シルヴリントップとシニル、
ファークの名も、そう聞いた、
グッルファクシとヨールは神々のもとに。
ブローズグホーヴィという馬は、
力あるアトリージを
乗せていたという。
ギルスとファルホーヴニル、
グレールとスケイズブリミル、
ギュッリルの名もそこに挙がっていた。

10

『ソルグリームの名寄せ歌』にある雄牛の名は、次のとおりである。
昔の雄牛たちの
名を私は詳しく聞いた、
ラウズとヘーヴィ、
レキンとキュル、
ヒミンフリョートとアプリ、
アルヴとアルヴニ。

11

『カールヴの歌』には、さらに次の馬たちが数えられている。
ダグはドレスルに乗り、
ドヴァリンはモーズニに、
ヒャールムセールはハーフェティに、
ハキはファークに乗った。
ベリを殺した者は
ブローズグホーヴィに乗り、
ハッディングたちの君主はスケーヴァズに乗った。
ヴェーステインはヴァルに、
ヴィーヴィルはストゥーヴに、
メインショーヴはモールに、
モルギンはヴァクルに、
アーリはフラヴンに乗った、
彼らが氷上へ駆けつけたとき。
もう一頭の葦毛は東で、
アジルスを背に、
槍に傷ついてよろめいた。
ビョルンはブラクに乗り、
ビャールはケルティに、
アトリはグラウムに、
アジルスはスルングニに、
ヘグニはヘルクヴィに、
ハラルドはフェルクヴィに、
グンナルはゴティに、
シグルズはグラニに乗った。

12

桶はセーグといい、
担ぎ棒はシムルという。
ビルとヒューキがそれを担ぐ。
二人は月の中にいるといわれている。

13

彼(狼フェンリル)をつないでいる戒めは、グレイプニルという。彼をつなぐため、初めにドローミとレージングという二つの戒めが作られたが、どちらも彼をつなぎとめられなかった。その後、六つのものからグレイプニルが作られた。
猫の足音と
女のひげから、
魚の息と
鳥の乳から、
山の根と
熊の腱から、
それらからグレイプニルは作られた。

14

二羽のカラスが飛び立った、
フニカルの両肩から。
フギンは首を吊られた者たちのもとへ、
ムニンは死骸のもとへ。

15

そこでシグムンドは血に染まった剣先を取り、二人は自分たちの間にある石板を切り始め、切り終えるまで手を休めなかった。こう歌われているとおりである。
力をこめて切り裂いた、
大きな石板を、
シグムンドは剣で、
そしてシンフィェトリも。