先に学ぶ内容光の粒子性と電子の波動性円運動と遠心力

水素原子とスペクトル

水素を入れた管で放電させ、光をプリズムで分けると、赤・青緑・青・紫の4⁠本の線が目立つ。

n=2→1⁠で出る光子のエネルギーは、n=3→2⁠の何倍か?

式から現象を説明する

  1. 1電子の円運動に運動方程式を立てるm v²r=⁠k e²r²……
  2. 2電子のエネルギーを半径で表すE=⁠−k e²2 r……
  3. 3電磁波の放出によって半径が縮む速さを求めるdrdt=⁠−(4/3) re² cr²……
  4. 4陽子に落ちるまでの時間を積分で求めるt落≒⁠1.6×10⁻¹¹ s……
  5. 古典論の予測:原子は安定しない(ステップ⁠4⁠)。ここから置く仮定:決まった軌道にある間は電磁波を出さない(定常状態)。許される軌道は、次の量子条件で決める。
  6. 5円周が電子の波長の整数倍になる条件を置く2π r=⁠n hm v……
  7. 62⁠つの条件から、許される半径を求めるrn=⁠n² a₀……
  8. 7半径を代入して、エネルギー準位を求めるEn≒⁠−13.6 eVn²……
  9. ここで置く仮定:準位を移るとき、差のエネルギーを光子1⁠個が運び去る。ここからのm⁠・n⁠は準位の番号(m⁠:移る前、n⁠:移った後、m⁠>n⁠)。電子の質量はme⁠と書く。
  10. 8準位の差と光子のエネルギーを結びつけるh ν=⁠Em − En……
  11. 92⁠つの光子のエネルギーを比べるh ν₂h ν₁=⁠(1 − 14)/⁠(14 − 19)=⁠5.4……
  12. 10光子のエネルギーを波長に直す1λ=⁠R (1n² − 1m²)……
  13. 11目に見える線を計算するバルマー系列 n = 2→⁠656 nm⁠,486 nm⁠,434 nm⁠,410 nm……
  14. ここから発展:見えない光とイオン化
  15. 12紫外線と赤外線の波長も求めるライマン 121.6 nm⁠,パッシェン 1876 nm……
  16. 13電子を原子から取り去るのに必要なエネルギーを求めるE∞ − E₁=⁠13.6 eV……